動画公開日:2024-06-11 12:00:35
世界の半導体銘柄の中で今、最も注目されているのが米エヌビディア。時価総額は6月5日に3兆ドル(約465兆円)を突破し、アップルを抜いてマイクロソフトに次ぐ世界2位に浮上した。このエヌビディアにいち早く投資し、今も運用するファンドの組み入れトップに据えているのが、米資産運用大手ティー・ロウ・プライスのポートフォリオマネジャー、ドミニク・リゾ氏だ。ハイテク株投資の第一人者として、米CNBCの番組にもコメンテーターとして出演している。日経マネーでは同氏に銘柄の選定法やAI関連銘柄の投資妙味、マグニフィセント・セブンの株価水準の評価などをインタビューした。
リゾ氏が運用するファンドは、投資対象をグローバルで事業を展開して業績を拡大しているハイテク分野のグロース(成長)株に限定している。自社の旗艦ファンドの一つでもある「グローバル・テクノロジー・ファンド(PRGTX)」は3月末時点で、米国内外の87銘柄を組み入れている。
組み入れ上位には、マグ7の構成銘柄や台湾積体電路製造(TSMC)など、世界のハイテク分野の主役がずらりと並ぶ。日本株ではキーエンスとディスコの2銘柄を保有している。同ファンドの騰落率(4月末時点)は、AIブームの追い風を受けて半導体株が大きく上昇した過去1年では40.23%と、驚異的な数字を残した。過去3年ではマイナス8.31%と沈んでいるものの、過去5年では8.59%、過去10年では15.02%(いずれも年率)と好成績を収めている。
リゾ氏は動画の中で、成長銘柄の選定に利用している「4つのフレームワーク」など、自身の投資法のポイントを詳しく解説している。さらにファンドマネジャーを志した動機や株式投資の醍醐味にも言及し、新NISAをきっかけに投資を始めた日本の初心者に向けてアドバイスも授けてくれた。約12分の動画だが、株式投資で成功するためのヒントをいくつも見いだせるはずだ。(中野目純一=日経マネー編集長)
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